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zoom RSS 歌ってきました一葉さん。(わりと長文)

<<   作成日時 : 2010/05/03 21:30   >>

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さて。
世の中はGWの真っ只中。

私は自宅前の甲州街道の長く続く渋滞を眺めつつ。
体中の筋肉痛を取るべく。

本を読んだり、昼寝したり。
一日中家の中でゴロゴロしておりました。


あ。


取る方法はそれでいいのか?

という突っ込みは
無しの方向でお願いします(笑)。



筋肉痛が次の日に出るのは

まだまだ若いからだ。
とも言い

いや、普段の鍛え方が足りないからだ。
とも言うとか

その辺も論議も
取り敢えず横に置いておいて(笑)。




昨日何とか終えて来ました。

「樋口一葉・恋の和歌」



なかなかに疲れました。

こんなに長丁場な本番に挑戦したのは初めてです。


4幕仕立てだったんですが

1、2幕の前半で32曲、1時間半。
3、4幕の後半で16曲、50分。

これが一日二回。

一曲一曲は和歌につけられたものなので長くても2分くらい。
という事は後の時間はほぼずっと喋ってるという訳です。

大量の朗読ってほんと初めての経験で。
いやぁ・・勉強になりました。

あの、歌うよりよっぽど大変ですね。

視覚的な要素はない訳です。
状況を声の調子と、
スピード感と間合いとで
全部表現しないといけないって。

想像してたより
ものすごく声帯を酷使するし
腹筋はもとより体全体のテンションが要りました。

そして内容をどう解釈して
どう全体を構築するかと言うところが
本当に難しかったです。

いかに普段は
それを音楽が助けてくれているかと実感しました。


日記の朗読の合間に
「たけくらべ」や「十三夜」などの
一葉の小説作品の冒頭文も挿入されてて
これがとても素敵なのですが。

そこを読む時はホントに
ぐわーって息吸ってお腹に力入れて
うわーって一気に読むんです。

一葉の文章って句読点が少ないので
一息でどこまでいけるかって感じになります。

でもこれがまたやってみると。
なかなか気持ちが良いのです。

声に出して読むことで
文章の美しさが引き立つという事なのかもしれません。

いえ。
決して私の朗読がその域まで達していたという事ではないですが。

一葉の文章にはそういう面白さがあるという事。
声に出して見て初めて気がつきました。




ただ問題は

その朗読が終わってから
インターバル1時間かそこらで
すぐに歌の方にテンションを
スイッチしないといけないという事で。

これはもとより課題としていたのですが。
結局いまいち上手く行かなかったです。 。

衣装やヘアメイクの替えもあるし、
ちょっとは何か食べないとだし。

発声する時間あるかなーと思ってたら
お客様が結構早く会場入りされてその暇もなく。
(控室から音が筒抜けだったので)

考えが甘かったです・・。

前半は声がのらず
コントロールもちょっとままならない感じでした。

内省的な曲も多かったので
もうちょっと細かく歌いたかったのだけど・・。

後半になってやっと声も出てきて
疲労もあってちょっと硬い声になったけど
一番最後の曲にあった
最高音ハイDも何とかなったような・・・気がします。

ただ、テンションが抑えきれず
最後のカデンツは指揮と伴奏と上手く合わず
グチャってなりそうになって
最後に何とか帳尻合わせたという感じでした。


うーん悔しいなぁ・・。



でも、それでも。

暗譜と演技が取り敢えず滞りなく最後まで通った事。
お客さんが喜んでくれていた事。

何より作曲の先生が
終わって安堵の表情を浮かべていたの見て

私もすこしホッとしました。


例えどんなに
ご自分の作品に確信を持たれていたとしても
やっぱり
初めて他人の耳に触れさせる時は
プレッシャーと緊張に苛まれるに違いないです。

創られた作品の本来の魅力を
ちゃんとお客様に伝えられるように。
私達演奏家は最善を尽くさないといけません。

そこに責任がある。


どこまで先生の理想に近づけられたのか
定かではありません。


それでも先生のあの笑顔を見て
お客様の温かい拍手を頂いて

私なりに何とか少しは
力になれたのかもしれない・・・と思いました。



お寺のご本堂
普段はご住職がお経を読まれる場所を
まるまるステージにして演奏しました。
私達の後ろには常に阿弥陀様が。

全ての曲を歌い終わって振り返り
ステージの明かりが消えて
ぐーっとライトアップされた阿弥陀様に向かって
身を正した時

何だか心にくるものがありました。




いや。

本当に本当に

今回は勉強になりました。

声をかけて下さった先生と。
素晴らしいスタッフの皆さん。

一緒に頑張ってくれた
ピアニストの牧野さん
パーカッションのゆうこちゃん
ダブルキャストの漆ちゃん。

至近距離での長時間の演奏にも関わらず
集中し続けて聴いて下さったお客様。

皆さんに。




心からの感謝




写真1
画像


写真2
画像


写真3
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写真1:昼の部・朗読の衣装。
写真2:ダブルキャストの漆原さん。素晴らしかったです♪。
写真3:こちらは夜の部・歌の衣装。初めての日本髪!
    中にいっぱいお団子入れてるけど表面は地毛です。

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