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zoom RSS ムーンウォークをするオペラ歌手。〜演奏後記・志摩大喜テノールリサイタル〜

<<   作成日時 : 2010/05/17 17:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

「愛の妙薬」と言うオペラの主人公ネモリーノは

お金もないし教養もない、正直だけがとりえの冴えない男の子。


大好きなアディーナの気を何とか引きたくて

「惚れ薬」と騙されて売付けられたワインを

しこたま飲んで上機嫌になってしまいます。


そこにたまたま現れたアディーナは

いつもと違う様子のネモリーノについ自分のペースを崩されます。


「動揺」


そこがこの恋の始まり。





・・・っていう素敵なお話なんですがね。

確かに酔っぱらって上機嫌になるんだからいいんですけど
そのシーンの二重唱を歌い出したら
いきなり舞台上でムーンウォークを始めるとは
誰も思ってないわけです。

しかもリハーサルでは何もしてなかったのに。


面白い人です。
ホントに。
お客さんも大喜びでした。

ただし、こちらも10年来の付き合い。
そのくらいの事に動じたり致しません(笑)。


いや。

ちょっとだけ驚いたけどね。






そんな訳で賛助出演を果たしてまいりました。

「志摩大喜テノールリサイタル」



満員のお客様。


テキパキと裏を取り仕切る奥様始め
ご家族の皆様
高校の後輩という有能なスタッフの皆様

歌曲からオペラまで
繊細かつダイナミックなピアノ伴奏。

素晴らしいバックアップを得て


のびのびと
おおらかに

志摩君らしい素敵なステージでした。


学生時代はまだ少し細さのあった中音域も
重ねてきた年月と努力の分だけ
深く柔らかな色がついてきて

スカルラッティや日本の歌曲を
しっとりと奏でていました。

そして
プログラムの一番最後のナンバーに
最高音が何度も出てくる難曲オペラアリアを持ってきた
そのプロ意識。


リサイタルのプログラムの立て方って
ほんと悩むんです。

最後はやっぱり華やかな曲で
お客様にも盛り上がっていただきたい

でも派手な曲はそれだけリスクも高い。

1時間半から2時間のプログラム
ペース配分を考えつつの
自分のテクニックと体力と精神力との攻めぎ合い。


そうしながら
最後の最高音にすべてをかける訳です。



自分の出番が終わって第3部。

舞台袖でハンカチ握り締めながら
長く伸びた最後のハイCの音を聞きながら

密かに感動しておりました。


あぁ。


この人もまた戦っているのだなと。





いいコンサートでした。


私がそのために
どれだけ力になれたのかはわかりません。

個人的には反省も多い演奏でしたが
でもリベンジは私自身の問題。


それよりも

演奏が終わった後の志摩君の笑顔。

お客様の笑顔。



そして

突然のアドリブにも
動揺することなく(笑)歌った「愛の妙薬」二重唱。

久しぶりに踏んだ共演の舞台は


事の外
楽しかったです。




終演後の美味しいお酒とみんなの明るい笑顔。

それが何よりの喜びでした。




大喜。


ホントにお疲れ様。


それと


ホントにありがとう






画像




写真は終演後の舞台袖で。

真ん中が主役の志摩君
左はピアノの巨瀬君、ピアノソロの曲も素晴らしかったです。

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内 容 ニックネーム/日時
最近ユーチューブで志摩さんの存在を知り歌声に魅了されました。ムーンウォ―クなさったとはビックリポンです来年リサイタルに出かけてみたいです
まる
2015/11/17 11:01

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