ソプラノ山口佳子Blog

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zoom RSS お腹の奥の方〜演奏後記・東京女子大クワイヤ大56回コーラルコンサート〜

<<   作成日時 : 2011/06/23 00:19   >>

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あ、

あ、

あっ

あっつーーーーーい。


ですね。

似たような書出しのブログがこないだありましたが
比じゃないですね。

今日は夏至で
一年のうち日が一番長い日ですが

うわ。夏だ。

とおなかの底から実感するような一日でした。


とはいえ梅雨明けはまだまだ
数日後にはまた天気が崩れるようですね。


こうして文章を書きながらも
隣の窓からは

今しがたパラパラと雨の音が

そしてその後の
涼やかなそよ風が入ってきて

何とも気持ちがいいです。


後はシャワーでも浴びて
汗でベタベタした身体をスッキリさせたら

心地よい眠りにつけそうです。

・・・・。



って話が終わりそうな勢いのところを我慢して。

演奏後記に参ります。


6月12日歌ってきました。

東京女子大クワイヤ・コーラルコンサート


去年からヴォイストレーナーとしてもお世話になっている
東京女子大の聖歌隊「クワイヤ」の恒例の夏のコンサートです。

今年はソリストとしてお声をかけて頂いて

バッハのカンタータ147番のソプラノのアリアと
ヴィヴァルディのグローリアのソプラノソロを
歌わせていただきました。


東京女子大には

とーーっても素敵なチャペルがあるのですが
そこが会場でした。

日曜日にヴォイストレーニングに伺うときは
学内に入ると時々オルガンの音が聞こえて

「今何しているの?」
と学生さんに聞いたら

「結婚式です」とのこと。

卒業生はあそこのチャペルでお式を挙げられるそうで。
「クワイヤ」のメンバーも聖歌隊として参加するそうなんです。


すてきーーー。


大学構内のお庭も本当に美しくて
チャペルでお式を挙げて
お庭で写真を撮ったりしたら


もうほんとすてきーーー。


とその話で、自分とは関係ない事なのに
むっちゃテンション上がっちゃったのですが・・。


とにかくそのチャペルで歌わせていただけるという事で
とても楽しみにしていたんです。

震災の影響で
同じ建物内の講堂は使用が出来なくなってしまったのですが
チャペルは難を逃れ、
今回のコンサートは何とか開催にこぎつけられた事に
ほんとに感謝の一言でした。



私が関わったのは直前の何週間かだけでしたが
クワイヤのメンバーの皆さんも
新学期が始まっても
なかなか練習をすることが出来なかったりで
コンサートまでの道のりは大変だったようです。

それでもコンサートに向けての
最後の数日間の皆さんの集中力と努力は
本当に素晴らしくて。

最終リハーサルで
アカペラの「Amazing Grace」を聴いたときは
ついうるうるっと来てしまいました・・。



オーケストラはこのコンサートの為に
いつも集まって下さっているプロの皆さんで
お一人お一人実力者なのですが
チームワークがまた抜群。

指揮の中内先生がちょっと何かを言うと
オケの皆さんの中で一言二言会話があったかと思うと
次に出した音が「スッ」と色が変わってる・・・。
何だか魔法みたいでした。

アルトの阪口さんのソロもほんと素晴らしくて・・・。

ほんとこんな恵まれた環境の中で
自分の演奏の情けないことと言ったら・・。

という感じでした・・。


バッハにも
ヴィヴァルディにも

全く慣れていなくて
まだまだ手探りの状態と言う
その不安感がきっとあるんですね。

素直に気持ちも体も
音楽に乗せてしまえれば良いのだとは思うのですが・・。



あたかも自然に行っているように見えることが
実は必ずしも簡単な事ではないという事は
どの世界にも言えることなんじゃないかと思います。

トップレベルの演奏家も
トップアスリートも

そこに行きついた人の持つ形は
いかにも自然で
何の無駄も負荷もなく
あたかも簡単にそうしているように見えますが

それはたぶん
経験を積んで、試行錯誤して、悩みぬいて
緻密な計算して、鍛錬をして
様々なプロセスを経てそこに行きついた人だけが
持てる形なんじゃないかと思うんです。


バッハにしても
ヴィヴァルディにしても

今の時代からしてみれば、すごくシンプルな音楽です
だからこそそういった「形」が求められているような気がします。

例えばテンポの設定ひとつでも
その曲その曲の自然な速さと言うのがあって
演奏者も聴衆も楽で気持ちがいいところというのがきっとある。

ただしそこを見極めるのが難しい・・。


だから
経験の浅い私なんかが
どう頑張ったって大した演奏ができるはずもなく
気負う必要なんて
どこにもなかったのだと思うのですが。

 

グローリアのソプラノソロは
オーボエの非常に美しい前奏から始まるのです。

その音が本当に美しくて
チャペルに広がったその空間が崇高すぎて

この世界を自分の声で壊したくないと
つい歌いだすのが怖くなってしまいました。



それでも本番は勇気を振り絞って
オーボエの音に必死で寄り添って

何とか

Domine Deus
Rex coelestis
Deus Pater omnipotens

言葉だけは伝えたいと思いながら歌いました。



今の時点で出来るだけの事はやったと思います。

私がどれだけ力になれたのかは分かりませんが

演奏会自体は
クワイヤの力演もあって
本当に素晴らしいものだったと思います。



終演後
ソリストは先にはけるので
出口でオケの皆さんがはけてくるのを迎えていました。

ふがいない演奏で申し訳ありませんと
心の中で呟いていたら
オーボエの姫野さんが
向こうから手を差し出してくれました。

「素晴らしかったですよ、ありがとうございました」

と握手をして下さって・・・。
もう嬉しいやら申し訳ないやらありがたいやら。。

その後のレセプションの席でも

「僕もあの曲は出だしが怖くてたまらないんですよ
 でも今日は楽しかった」

とお話をして下さいました。


私が不安そうにしているのを察して下さったのか
それとも本当に楽しんで演奏して下さったのか
定かではありませんが

本当に救われる思いで一杯でした。


こんなに優しい方だから
あんなに素敵な音が奏でられるのだろうなぁ。。

と妙に納得した次第です。



一演奏家としても
一ヴォイストレーナーとしても
一社会人としても

本当にまだまだですね。

素晴らしい先輩方を目の当たりにして
ぎゅっとお腹の奥のほうが引き締る感じでした。



 
え、

あ、

奥の方です。


ちなみに表面はちっとも引き締っていません。



あ、

脱線しました。



そんな訳で今回も

お声をかけてくださった中内先生
アルトの阪口さん、クワイヤの皆さん
共演して下さったオケの皆様
手伝いに駆けつけてくれたクワイヤOGの皆さん

会場に足を運んで下さったお客様
お世話になったすべての皆様に

心よりの感謝を

画像






さて次回は7月2日ドニゼッティ・ガラ・コンサートです。

大好きなイタリアもの!
しかもドン・パスクワーレ!


はじけるぞーー

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