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zoom RSS 眉間のしわ〜演奏後記・モーツァルト協会ドン・ジョヴァンニ〜

<<   作成日時 : 2012/02/10 14:53   >>

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寒いですね。

この寒さを越すにはまだあとちょっとと言うところでしょうか?


先日は東京でもかなりの積雪がありました。

わが町八王子でも10cm弱は積もったのではないかしら。

テレビのニュース番組がどのチャンネルも

「八王子駅前からお送りしています」

って中継が・・・。


確かに。

まぁ都内で取材しやすい場所って言えば。ね。


ちょっと微妙な気分でしたが。

そういえばそのニュース映像にも映っていた

駅前のデパート「八王子そごう」がとうとう閉店。


これもまたちょっと寂しい話題です。



さて。

演奏後記が本番の日から遅れるのは
すでにおなじみの事例になってしまいましたが。

モーツァルト協会の「ドン・ジョヴァンニ」
が終わって中一日で

お世話になっているサントリーホールのオペラアカデミーで
ジュゼッペ・サッバティーニさんの
マスタークラスがずっとあったもので
ゆっくり文章を書く時間がなかったと。

一応の言い訳をしておきます。。


いい講習会でした。

普通外国人の先生ならあきらめてしまいそうな時でも
決してあきらめない先生の誠意と言うか情熱。

素晴らしいと思いました。


受講生はオーディションで選ばれた22歳からの
若いクラスの方々と
私達3●歳以上のアダルト(?)なクラスとに分かれているのですが

若いクラスの方々には
先生は特に発声の基礎練習の仕方と
イタリア古典歌曲を渡して
イタリア語の発音の仕方や譜面の読み方など
言葉の解釈の仕方など
本当に懇切丁寧に教えていらっしゃいました。

いわば「勉強の仕方」を徹底的に叩き込む
そういった時間だったかなと思います。


正直じつに羨ましい。

自分もそれなりにこの10年勉強してきたつもりですが
もし10年前にこれだけの濃い経験を自分もしていたら
今頃もっと違う次元の事で
悩めるくらいにはなっていたんじゃないかと

つい思ってしまいました。


素晴らしい才能や素質を持っている人たちが
いっぱいいます。

是非ともいい方向にいい勉強をして
それを十分に花開かせて行ってほしいなと切に願います。
そして日本の声楽界がもっと盛り上がっていってくれればと。

勿論私は私で頑張ろうと思いつつ。



で。

実はドン・ジョヴァンニの本番を終えても
同じような事思ったんですよね。


そんな訳で演奏後記にはいります。


歌ってきました。

1月29日日本モーツァルト協会主催「ドン・ジョヴァンニ」


会場はいっぱいのお客様でした。

文化会館の小ホールは
客席と舞台にとても一体感がある気がします。

舞台に出ると顔馴染みのお客様の顔もちらほらと目に入る

なんと心強い事か。

本当にありがたかったです。


私にとっては緊張をしない本番なんて
ほとんどありませんが

今回はいつも以上に緊張しました。

稽古数が少なかった事と
初役だった事もありますが

舞台裏で始終楽譜を手放せなかったのは
結構久しぶりです。


なのに一か所

いえ・・二か所だ。

ちゃんと歌えなかったとこがあって。。


うーん。

悔しい。。


いつかもう一度歌える時があったら
その時は是非ともリベンジしたいと思います。


ただ最初は不安で仕方なかった
このエルヴィーラと言う役。

次第に体に馴染んで来て
なんとなくですが自分の内面とも
そんなに遠くない。

そんな印象を持てるようになりました。

本来あるべきエルヴィーラの人物像と言うのが
どのようなものかってとこは
いまいちまだ掴めません。

ただそれはプロダクションによって
その都度違ってくるものだと思うし。

今回は演出の永竹先生が
歌い手本人の解釈を尊重して下さったので

取りあえず短い時間で
私が楽譜やテキストから感じた部分は
なんとなく消化が出来たような気がしています。

勿論これが何度も演じていくうちに
理解が深まって
もっと立体的になっていけたらいいなと思うので
そんな機会が何処かでまた頂けたらいいなと思います。


そんな意味でも
とてもいい本番だったし
いい機会を頂けたと思います。

何より共演者に恵まれました。

本当に皆さん素晴らしかった。


オペラはいろんな意味でアンサンブルです。

必要な部分が一つでも欠ければ
成立しなくなる。

圧倒的な存在感で全体を引っ張るドン・ジョヴァンニ
その横で自由奔放に動き回るレポレッロ
「声」の力でこれでもかと威厳を示す騎士長。

マゼットとゼルリーナは
若々しく溌剌としてほほえましい
お客様にとっての大切な清涼剤。

おそらく声楽的に
一番難しいパートを受け持つのは
オッターヴィオとアンナ
技巧的で美しい「音楽」が聴く人をまた違う世界に誘う。

そしてピアノ一台で
七色の音を奏でるオーケストラ。

私の事はさておき
本当に適材適所。

というか皆さんが自分の役割をしっかりわかって演じている
それが出来る実力があるという事だったのだと思います。


今回のメンバーは皆さん20代半ばから30代。
私は上から数えた方が早いという立場でした。


性格的に
何かをがむしゃらに熱くなってやるような
猪突猛進な方ではないですが

それでも考えてみれば今までは
年齢やキャリアの面で自分より上の方の背中ばかりを
追っかけながら進んできたような気がします。

こうして現場で自分より若くて
素晴らしい実力と才能を持った人たちに出会うと

なんとなく
これからは自分も上だとか前だとかじゃなくて
色んな方向を見ながら頑張っていきたいなと
そんな気持ちになりました。

自分より若い世代の人たちから学べる事
受けられる刺激。

それに感謝して享受しつつ
逆にこちらからも少しでも何かを与えていけるような。

そんな努力の仕方が出来ればなと。


いや。

おこがましいな。


でも。

身勝手にもそんなことを少し思いました。




そんな訳で今回も

お世話になりましたすべての皆様。
会場いっぱいのお客様に。

心からの感謝を。

本当にありがとうございました。



ちなみに

今回の一番の反省点は。

歌っているときの眉間のしわ。


エルヴィーラは全編通じて
幸せな時間がほんの一時しかない役です。

だから必然辛い表情が多くなる

大体普段から思ってることが
すぐに顔に出るたちですが
それにしても寄せすぎていたような気がします。

終演後お客様に言われてハッとしました(汗。

舞台は舞台
普段は普段

眉間にしわを寄せずに辛い表情をどう出すか。
研究しないとダメですね。



写真。

画像


出演者一同。

画像


そして終演後の焼肉
本番の日が29日だったから(?)。

美味しかったし
無茶苦茶楽しかったです

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