ソプラノ山口佳子Blog

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zoom RSS 上を向いて〜演奏後記・第58回東京女子大メサイヤ〜

<<   作成日時 : 2012/12/17 23:23   >>

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冷たい雨が降っていましたね。


本番の疲れが2日後に出る辺りに

時の流れを感じますが(笑)

体調の悪さと天候の悪さと相まって

今日は少しテンションが上がりません。


昨日の衆議院選の結果を受けて

今日は世の中も

悲喜交々

テレビやネットからなんとなくその感じが

伝わってくるからかもしれないです。


何となくいつもよりも

選挙に対する関心が高かったような印象でしたが

それはメディアやネット上での事で

実際は投票率は低かったようですね。


選挙に行かなかった人

行く気がしなかった人

その思いのもとは何処にあるのでしょうか。


じんわりとした失望。


何となくそんな感じを受けますが。



ただそれが失望であるのなら

その向こうにはきっと何らかの期待があったはず。


期待を持つことも

関心を持つことも

出来ないとしたら。


それはもっと難しい話だし

本当は辛い事なんじゃないかと思うのですが。

ちがうかな・・・。


新しく国の中枢に集まった方達が

支持してくれた人達の思いだけでなく

支持しなかった人達と

なにより

投票に行かなかった人達の思いにも

心を向けてくれればと願います。






さてそんな先日歌って来ました。


12月15日「第58回東京女子大クリスマスコンサート・メサイア」


お天気あまり良くなかったですね。

冷たい雨もパラパラ

リハが終わって本番前ちょっと買い物に出たら

「ひゃー」ってくらい寒かった。


それにもかかわらず

客席には沢山のお客様にお集まりいただいて

恒例の最後の讃美歌の合唱は

本当に美しい声が会場中に響き

なんとも幸せな空間でした。


三年目の挑戦。

という事で
この一年やってきたことを
少しでも何とか生かせないかと

そんな思いでしたが

やはり本番はそんなに甘くない。

勿論昨年に比べて
良い方向に変化した部分もありましたが

またしても
乗り越えられなかった部分もあり

寧ろ難しくなったところもあった気がします。

本当はもっと無心になって
音と言葉に集中できるようになれたらいいんですが

どうしても色んな事が不安になったりして
その瞬間に何かがぶれてしまったり

逆に気持ちが入りすぎて
音楽が崩れてしまいそうになったり

まだバランスが上手く取れません。


ただ、でも
いろいろ合わせて考えてみれば
決して後戻りしてはいないんじゃないかと

そんな感覚は何とか持てました。

収穫あり
反省あり

自分の置かれている立場と
自分の出来ていることを考えると

その至らなさに
胸が苦しいですが

これが今の等身大の自分。

という事だと思います。



それよりも。



望月さんはじめ
他のソリストの皆さんの演奏が素晴らしくて

リハを間近で聴かせて頂けて
本番をご一緒させて頂けて

その事が本当に自分にとって嬉しい事でした。


そう感じられるのはもしかしたら
自分に少し余裕が出来たという事なのかもしれないです

何しろ今までは自分の事でいっぱいいっぱいで
正直他の方の演奏をじっくり聴く余裕がなかった(汗。



でもとにかく。

何というか。


音楽の自然な流れ

つまり息の自然な流れ

フレーズの終わりまでを見通した

その完璧なコントロール


その流れを邪魔しない

美しい子音の発音と母音の位置

細かいメリスマに至るまでの正確な音程


基本になるのは「音」を楽しむという感覚

そしてその上に

内包された「感情」がのっていくという事

「ドラマ」が紡がれていくという事


そしてその全てをつかさどる「精神」と「体」


なんかそんな

根源的な「歌う事のすごさ」みたいなものを

至近距離で

シャワーみたいに浴びたような

そんな感じでした。



いつか私もあの高みに。

登ってみたい。

登ってみせる。



そんな欲求が胸の奥にわきました。




考えて見たら

なんだかしばらく忘れていた感覚です。

忘れちゃいけない事のはずなのに。


ありがたい。


まだ行きたい場所がある

もっと手にしたいものがある

何かに焦がれて生きる事が出来る



例えそれが

裏切られて失望に変わる事が多かったとしても

それでも

自らに対する希望と期待を

まだ心に感じる事が出来る。


そのなんて幸せな事か。


そう思います。



来年はもう一段

いやそこに足を掛けるだけでもいい

階段を上がれるように。






それと。

最後に特筆しておきますが。


クワイヤの皆さん。

むちゃくちゃ(><)良い演奏でした。


リハの時は
テンションが上がらないのか
音程も下がり気味で

「いつももっと出るのに・・どうしちゃったの?」

と心配したんですが。

本番になったら
まー声が通る事、通る事。

私のいたソリスト席から
背中からすーーって杉並公会堂の大ホールに
声が飛んでいくのが見えるようでした。

「さては・・温存してたか(−−)?」

ずるい。。
とちょっと思っちゃいましたが(笑)。

・・そんなハズないか(笑)ごめんなさい。


ヴォイストレーナーとして
自分がどれほど皆さんの力になれているのか
分かりませんが

それでもそれぞれが練習の成果を発揮した
あんなに美しい合唱の響きを
舞台上で聴くことができる事は

これもまた本当に幸せな事です。


来年も一年生沢山勧誘して

一緒にちょっとずつ勉強して

一年の終わりに幸せな時間が持てますように!



そんな訳で今回も

指揮の中内先生はじめ

素晴らしいソリスト、オーケストラの皆様

頼もしい男声合唱の皆様

つたない私の指導に一生懸命応えてくれるクワイヤの皆様

いつも支えて下さるスタッフとOGの皆様

お世話になりました全ての皆様と

会場にお越し下さったすべてのお客様に


心よりの感謝を。




さて今週末

年末最後のお仕事は第九を歌いに新潟まで。

http://www.gatakyo.com/

もしお近くの方がいらっしゃいましたら是非。



寒いかなー。

雪景色かなー。


美味しいものに出会えるかなー。(←そこ?)


画像


終演後。ソリストの皆さんと指揮の中内先生。皆さんお世話になりました!

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