ソプラノ山口佳子Blog

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zoom RSS 一年の終わりに。

<<   作成日時 : 2012/12/31 14:04   >>

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八王子は天気がいいですね。

大晦日です。


一年の終わりに

うって変わって
いつになく少し湿っぽい日記ですが。


戒めの意味を込めて

備忘録。



数日前のこと
月に二度ほどお世話になっている整体の先生の所へ。

寒い寒いとはいえ
昼下がりの日差しは目に柔らかく

帰りがけ
葉を落とさない白樫の木漏れ日に誘われるように

いつもはバスで帰る駅までの道を
30分ほどかけて歩いて帰りました。

「今年もなんだかんだと頑張ったわよね」

と先生に言って頂いたからかもしれませんが

歩きながらこの一年の事が
次から次へと脳裏に去来して

何だか突然胸がいっぱいになってしまいました。


幸せでありがたい事に

今年もまたいろいろな舞台にのせて頂いて

大切な素晴らしい経験を

沢山させて頂く事が出来ました。


新しい出会い、未知の体験。

その一つ一つが

確実に自分の中で反応して

それがまたこれからの自分を創っていくんだろうと

思うのですが。


その一方で

自分の至らなさの為に

触れられなかった世界

手に出来なかったもの

自ら手放してしまった事


何より

かけて貰った思いに応えられなかった事


何だか今年は

そんなことばっかりだった気がして


そう思ったら

自分でも驚くほど

止めどもなく涙が溢れて来ました。




誰かに失望するよりも

誰かを失望させる事の方が

私にとっては苦しいのかもしれないです


楽しみに来て下さったお客様を

残念な思いで帰すほど辛い事はありません。



きっといつもは

立ち止まっている時間がなくて

振り返っている余裕もなくて

何処かに追いやっている感情が


一年の終わりに急に押し寄せて

天気のいい昼日中

一人でガツガツ歩きながら号泣してるなんて

何てカッコ悪い。


と思いましたが。



結局それが今の自分。



余裕が無くなって

自分の事でいっぱいいっぱいになって

頑なに心を閉ざして


自分の都合で自分の良いように

さっさと物事を動かそうとして


差し伸べられていた手にも

リードとなる音にも気がつかなかった


それを聴こうとすらしなかった。


そんな瞬間が何度もあった。


情けないというか。

どれだけ自分勝手で失礼なんだろう。


どんな時だって

一人で歌っている訳じゃなかったのに。



人との関わり合いにおいても

音楽との関わり合いにおいても


自分の未熟さと弱さと傲慢さを

どうしようもなく感じた一年


いえそれを

よくよく知るための

一年だったのかもしれないです。




気づかせてくれた

一つ一つの出会いに報いるためには


行きたい高みに

少しでも近づくためには


ここから自分の心が

どれだけ変わっていけるか


そこにかかっているのかなと思います。




特別な何かを求めるのではなく

強さを求めるのでもなく


ただ


もっと柔らかく


しなやかに


なれたらいいのかなと思います。




まずは


こうありたい

こうすべきだ


今まで自分の中に積み重ねてきた

「こだわり」のようなものを

どうやって壊していくか


こうはしたくない

こうはなりたくない


嫌がって排除してきたものの

向こう側にあるものに

どう目を向けていくか


そんなところに

もしかしたらヒントがあるのかも知れないです。





新潟の第九演奏会の打ち上げ会場で

合唱団員の若い女の子から

「貴女にとって歌う事はなんですか?」

と聞かれました。


難しい質問。


悩みつつも

いつも思っている事を正直に伝えました。


それは

「歌う事」と

それなりにまともに向き合いだしてから20年

培ってきた価値観や経験から私が思う事

嘘は一つもなかったと思いますが。


言いながら

「これはホントに今現在、私が感じてる事の真実なのかしら」と

何処かで既に思う自分が居ました。



5年後、10年後

もしまだ自分が歌っていて

もし同じ状況で同じ質問をされるようなことがあったら

自分は何を答えるのだろう。


今はさっぱり想像もつきません。


ただ。


その時どんな違う言葉が

紡げるようになっているんだろう。



そんな事を

楽しみに出来たらいいのかなと思いました。







ちなみにこの日は

どうも涙腺の弁がおかしくなってしまったみたいで


何を思っても

何を見ても

ずっと泣いていました。


一年の間に触れてきた

いろんな方のいろんな愛情の形。


旅立った人をじっと想う家族の横顔

長年の想いをやっと形にした二人の門出

明るい笑顔の向こう側にあった辛い別れ


あの顔 この顔

浮かんでは


嬉しかったり悲しかったり切なかったり

もうぐちゃぐちゃで何だか分からなかったけど


電車に乗ってても

東急ハンズで買い物をしてても


思い起こす度に

ボロボロと止まらなくて


電車で私の前に立ったオジサマが

私を見て明らかに動揺の色を隠せないでいましたが

出てくるものは仕方ない。


なすがままに任せる事にしました。


そんな日もたまにはあります。




多分。


それぞれがそれぞれの人生と

必死にひたむきに向き合っている。

心をかけて愛する人と誠実に向き合っている。


自分の周りにそんなにも

優しくて素敵な人たちがいっぱいいる。


その事の有難さに

涙が出たのかなと思います。





今年も一年。

頂いた沢山の拍手とあたたかいお言葉と
数えきれない沢山の素晴らしい出会いと

至らない私を
励まし支えてくれる家族や友人、先生方

お気持ちをかけて下さる
見守って下さっている全ての皆様に


心よりの感謝を。



来年も

皆様が一日一日を
幸せに過ごして行かれますように

一つでも多くの笑顔に出会えますように
一つでも多くの明るいニュースが聞けますように

心よりお祈りを致しております。



佳き一年となります事を。



また一年。

頑張っていこうと思います。





さぁ。

真面目な顔はここまでにして。


大晦日の夕飯作りにかかります(^^)。

やっぱり鶏のから揚げかなー。


皆様も良い年越しを!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お疲れ様。
ブログを読んで、佳子ちゃんはとても素敵な人だなぁとつくづく思ったよ。
私も来年はもっと柔らかくしなやかに!
良いお年を過ごしてね。
こばてぃ
2012/12/31 15:17
こばてぃちゃん。どうだろうなぁ。。ホントに素敵な人はこんな風に言葉にしなくてもまず行動で示していけるのだろうけど・・・。でもありがとう、頑張ります。お互いよい年になりますように(^^)b。
佳子
2013/01/01 13:50

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